秋は害虫が冬を越すために暖かい室内に侵入しようとする季節です。特にカメムシ、ヤスデ、ムカデ、カマドウマなどの不快害虫が、9月〜11月にかけて大量に出現することがあります。
この記事では、秋に発生しやすい害虫の種類と特徴、具体的な侵入防止対策、そして侵入されてしまった場合の対処法を詳しく解説します。

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害虫駆除110番の公式サイトはこちら秋に侵入してくる害虫の種類と特徴
カメムシ
秋に最も問題になるのがカメムシです。越冬のために9月下旬〜11月にかけて建物の壁面に大量に集まり、わずかな隙間から室内に侵入します。
| 侵入時期 | 9月下旬〜11月 |
|---|---|
| 侵入経路 | 窓の隙間、換気口、網戸の破れ、サッシの隙間(2mm程度の隙間から侵入可能) |
| 被害 | 悪臭(触れたり潰したりすると強烈な臭いを放つ)、洗濯物への付着 |
農林水産省も果樹カメムシ類への注意を呼びかけており、近年は大量発生の報告が増加傾向にあります。
ヤスデ
ヤスデは秋の長雨の後や、気温が下がり始める時期に大量発生して建物周辺に集まることがあります。
| 侵入時期 | 9月〜10月(大雨の後に集中) |
|---|---|
| 侵入経路 | 玄関の隙間、基礎の通気口、排水口周辺 |
| 被害 | 不快感(大量発生時の視覚的ストレス)、踏むと体液で汚れる |
ムカデ
ムカデは気温が下がると暖かい場所を求めて室内に侵入してきます。咬まれると強い痛みと腫れが生じるため、注意が必要です。
| 侵入時期 | 9月〜11月 |
|---|---|
| 侵入経路 | 床下の通気口、排水口、ドアの隙間、窓の隙間 |
| 被害 | 咬傷(アレルギー反応を起こすこともある) |
その他の秋に注意すべき害虫
- カマドウマ:湿気を好み、床下や物置に侵入。見た目の不快感が大きい
- クモ:エサとなる虫を追って室内に侵入するケースが増加
- ゲジゲジ:湿気の多い場所を好み、秋口に家の中に入ってくることがある

秋の害虫侵入を防ぐ具体的な対策
物理的な侵入防止対策
害虫の侵入を防ぐ最も確実な方法は、侵入経路を物理的に塞ぐことです。
- 隙間テープの貼り付け:窓やドアのサッシに隙間テープを貼り、わずかな隙間も塞ぐ
- 網戸の補修・交換:穴や破れがある網戸は張り替える。メッシュは18メッシュ以上を推奨
- 通気口への防虫網設置:床下や基礎の通気口に細かいメッシュの防虫網を取り付ける
- 排水口のフタ設置:使っていない排水口にはフタをして、使用中のものにはネットを被せる
- エアコン配管の隙間埋め:パテやシーリング材で配管周りの隙間を塞ぐ
薬剤による忌避対策
建物の周囲に薬剤を散布することで、害虫の接近を防ぐことができます。
| タイプ | 特徴 | 効果の持続期間 |
|---|---|---|
| 粉剤(パウダータイプ) | 建物の外周に帯状に散布。雨に強い | 2〜4週間程度 |
| スプレータイプ | 窓枠や玄関周りに噴射。手軽に使える | 1〜2週間程度 |
| 置き型タイプ | 窓際や玄関に設置するだけ。手間が少ない | 1〜3ヶ月程度 |
粉剤は建物の基礎周りに幅5〜10cm程度の帯状に散布すると効果的です。雨で流れた場合は再度散布してください。
環境の整備
害虫が発生しやすい環境を改善することも重要な対策です。
- 落ち葉の清掃:庭や建物周辺の落ち葉を放置すると、ヤスデやムカデの隠れ家になる
- 雑草の刈り取り:草が生い茂っていると害虫の生息地になる
- プランターや鉢植えの管理:鉢の裏側はムカデやダンゴムシの隠れ場所になりやすい
- 側溝や排水溝の清掃:詰まりを放置すると湿気が溜まり、害虫を呼び寄せる
- 薪や資材の整理:壁際に積んだ薪や資材はネズミやムカデの巣になる可能性がある

💡 秋はムカデやゲジゲジも侵入しやすくなる季節です。ムカデ・ゲジゲジ対策に特化したおすすめグッズを厳選してまとめていますので、玄関周りや床下の防虫対策にお役立てください。

洗濯物を守るカメムシ対策
秋のカメムシは洗濯物に付着して室内に持ち込まれることが多いため、洗濯物の管理も重要です。
洗濯物のカメムシ対策
- 白い洗濯物はカメムシが好むため、外干しを控えるか部屋干しにする
- 取り込む際は一枚ずつ振り払って確認する
- 防虫ネットを物干し竿にかけて使用する
- ハッカ油スプレーを洗濯物周辺に散布する(忌避効果あり)
カメムシ対策についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

侵入されてしまった場合の対処法
カメムシが室内に入った場合
カメムシを見つけたら、絶対に手で触ったり潰したりしないことが鉄則です。強烈な悪臭を放ちます。
- ペットボトルを使ってそっと捕獲する(口を近づけるとカメムシが落ちてくる)
- ガムテープに付着させて捨てる
- 凍結スプレーで動きを止めてから処理する
ムカデが出た場合
ムカデは素手で触ると咬まれる危険があるため、必ず道具を使って対処してください。
- 熱湯をかけて駆除する(即効性が高い)
- 殺虫スプレーを噴射する
- 長いトングで掴んで屋外に出す
大量発生した場合はプロに相談
自力での対処が難しいほど大量に発生している場合は、害虫駆除の専門業者に相談しましょう。プロの業者は建物全体の侵入経路を特定し、効果的な防除施工を行ってくれます。
害虫の侵入経路と対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。


💡 秋はゴキブリも越冬に向けて活動が活発になる時期です。ゴキブリ駆除グッズのおすすめをまとめたページでは、ベイト剤やスプレーなど効果的なアイテムを比較していますので、あわせてご確認ください。

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害虫駆除110番の公式サイトはこちら秋の害虫対策のタイミング
秋の害虫侵入防止対策は、虫が動き出す前の8月下旬〜9月上旬に始めるのが理想的です。
| 時期 | やるべきこと |
|---|---|
| 8月下旬〜9月上旬 | 隙間テープの貼り付け、網戸の補修、通気口への防虫網設置 |
| 9月中旬 | 建物外周への薬剤散布開始、庭の落ち葉・雑草清掃 |
| 10月〜11月 | 薬剤の定期的な再散布、洗濯物の取り込み時の確認を徹底 |
よくある質問
Q. カメムシは人を刺しますか?
カメムシは人を刺すことはありません。ただし、危険を感じると悪臭を放つ分泌液を出すため、素手で触らないようにしましょう。
Q. 秋に出るムカデは危険ですか?
ムカデに咬まれると強い痛みと腫れが生じます。アレルギー体質の方はアナフィラキシーを起こす可能性もあるため、ムカデを発見したら注意して対処してください。
Q. ハッカ油は害虫忌避に効果がありますか?
ハッカ油はカメムシやムカデに対して一定の忌避効果が確認されています。ただし、効果の持続時間は短いため、定期的な散布が必要です。化学薬剤と併用するとより効果的です。
Q. マンションの高層階でも秋の害虫は来ますか?
カメムシは飛翔能力があるため、高層階でもベランダや窓から侵入することがあります。ただし、低層階に比べれば被害は少ない傾向です。
秋の害虫対策に使えるグッズの選び方
秋の害虫侵入防止に役立つグッズを種類別に紹介します。ホームセンターやネット通販で手軽に入手できるものばかりです。
隙間テープ
窓やドアの隙間に貼るだけで害虫の侵入を防げる手軽なアイテムです。モヘアタイプは隙間の大きさに合わせやすく、防虫効果が高いとされています。価格は数百円程度で、ホームセンターで購入可能です。
防虫粉剤
建物の外周にまくタイプの防虫剤です。ムカデやヤスデの侵入防止に効果が期待できます。代表的な製品として、住友化学園芸の「不快害虫粉剤」などがあります。
散布する際は、建物の基礎に沿って幅10cm程度の帯状に散布するのが効果的です。雨で流れた場合は再散布が必要です。
防虫スプレー
窓枠やサッシ、玄関周りに噴射するタイプの忌避剤です。手軽に使用できますが、効果の持続期間は1〜2週間程度とやや短いため、定期的な塗布が必要です。
天然ハーブの忌避剤
ハッカ油やヒノキ油などの天然成分を使った忌避剤は、小さな子供やペットがいるご家庭でも安心して使えます。ただし化学薬剤に比べて効果は穏やかなため、物理的な対策と併用するのがおすすめです。
アロマオイルでの虫除けについてはこちらの記事も参考にしてください。

プロに依頼するべき状況の見極め方
以下のような状況では、自力での対応が難しいため専門業者への依頼を検討しましょう。
- カメムシが一度に数十匹以上侵入している
- ムカデが定期的に室内に出現する
- ヤスデが建物の壁面に大量に発生している
- 隙間テープや薬剤散布では対処しきれない
- 建物の構造的な問題で侵入口を自力では特定できない
害虫駆除業者の費用相場や選び方についてはこちらの記事で解説しています。


秋に注意すべき害虫の詳細情報
カマドウマ(便所コオロギ)
カマドウマは湿気を好む不快害虫で、秋になると暖かい建物の床下や物置に侵入します。人を刺したり噛んだりすることはありませんが、見た目のインパクトが大きいため不快感を感じる方が多いです。
| 侵入時期 | 秋〜冬(9月〜12月) |
|---|---|
| 好む環境 | 暗くて湿気の多い場所(床下、物置、浴室) |
| 対策 | 除湿対策、床下の通気性改善、侵入口の封鎖 |
クモの侵入増加
秋はクモが活発になる時期でもあります。クモ自体は害虫を食べる益虫ですが、室内に巣を張られると不快に感じる方も多いです。クモの侵入を防ぐには、エサとなる小型の虫の侵入を防ぐことが根本的な対策になります。
家の中のクモ対策については、こちらの記事も参考にしてください。

💡 秋に活動が増えるアリの対策もお忘れなく。アリ駆除剤のおすすめをまとめた特集ページでは、置き型やスプレータイプなど用途別に比較していますので、庭や玄関周りの対策にご活用ください。

地域別の秋の害虫事情
秋の害虫被害は地域によって特徴が異なります。
| 地域 | 多い害虫 | 特徴 |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | カメムシ、カマドウマ | 寒さが早く到来するため9月から侵入が活発化 |
| 関東 | カメムシ、ヤスデ、ムカデ | 10月〜11月にかけてピークを迎える |
| 関西・中国 | カメムシ、ヤスデ | 農村部ではカメムシの大量発生が多い |
| 九州 | ムカデ、ヤスデ | 温暖な気候のため侵入時期が長い |
お住まいの地域の気候に合わせて、対策のタイミングを調整しましょう。
💡 カメムシやムカデだけでなく、家に出る害虫の対策グッズを一度にまとめて確認したい方には、害虫別おすすめ駆除グッズの一覧ページが便利です。種類ごとに有効なアイテムを整理しています。

秋の害虫対策にかかる費用の目安
自力で対策する場合と業者に依頼する場合の費用をまとめました。
| 対策方法 | 費用の目安 | 効果の持続期間 |
|---|---|---|
| 隙間テープ | 300〜800円程度 | 半年〜1年程度(劣化で交換) |
| 防虫粉剤 | 1,000〜2,000円程度 | 2〜4週間(雨天時は再散布) |
| 防虫スプレー | 800〜1,500円程度 | 1〜2週間 |
| 業者による外周処理 | 10,000〜30,000円程度 | 1〜3ヶ月(業者による) |
| 業者による建物全体の防虫施工 | 30,000〜80,000円程度 | 半年〜1年 |
自力での対策は費用を抑えられる一方、効果の持続期間が短いのが難点です。大量発生している場合やDIYで対応しきれない場合は、プロへの依頼を検討しましょう。
まとめ
秋の害虫侵入防止対策は、物理的な隙間の封鎖と薬剤による忌避処理を組み合わせることが最も効果的です。特にカメムシ、ヤスデ、ムカデは越冬のために大量に侵入してくるため、8月下旬〜9月上旬の早い段階から準備を始めましょう。
大量発生して自力での対処が困難な場合は、無理をせず専門業者に相談することをおすすめします。

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ムカデの侵入防止対策についてはこちらの記事も参考にしてください。

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