「洗濯物にカメムシがくっついていた」「窓を開けたら部屋にカメムシが入ってきた」秋になるとこんな経験をする方が増えてきます。
カメムシは秋に越冬場所を求めて建物に集まってくる習性があり、特に9月〜11月にかけて住宅への侵入被害が急増します。刺激すると強烈な悪臭を放つため、見つけるたびにストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、秋のカメムシ大量発生の原因と、家への侵入を効果的に防ぐための対策方法をまとめてご紹介します。

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害虫駆除110番の公式サイトはこちらなぜ秋にカメムシが大量発生するのか
越冬行動が原因
カメムシは寒さに弱い昆虫ではありませんが、冬を安全にやり過ごすために暖かい場所を探して移動する習性があります。秋が深まると、日当たりの良い壁面や窓際に集まり、建物の隙間から内部に侵入しようとします。
特に以下の条件が重なると、カメムシの大量発生が起きやすくなります。
| 条件 | 影響 |
|---|---|
| 前年の暖冬 | 越冬する個体が多くなり、春以降の繁殖個体が増加 |
| 夏の高温多湿 | 餌となる果実・植物が豊富で繁殖が活発に |
| スギ・ヒノキの実が豊作 | 山間部のカメムシが大量に発生し、市街地にも飛来 |
| 10月前後の急激な冷え込み | 一斉に越冬場所を求めて建物に集中 |
大量発生しやすい環境
カメムシは山林や田畑の近くで多く発生し、風に乗って市街地まで飛来することがあります。近くにスギやヒノキの林がある地域や、果樹園が近い地域は特に注意が必要です。
また、高層マンションの上層階でもカメムシの侵入が報告されています。温かい空気が上昇する性質を利用して高い場所に飛んでくるためです。
カメムシの侵入経路と対策
主な侵入経路
カメムシは2〜3mmの隙間があれば室内に侵入できます。主な侵入経路は以下のとおりです。
- 窓やサッシの隙間
- 網戸の破れや隙間
- 玄関ドアの下部の隙間
- 換気扇・通気口
- エアコンの配管穴
- 外壁のひび割れ
侵入対策1:隙間を徹底的に塞ぐ
最も効果的な対策は、物理的に侵入経路を遮断することです。
| 侵入箇所 | 対策方法 | 推奨アイテム |
|---|---|---|
| 窓・サッシの隙間 | 隙間テープを貼る | 起毛タイプの隙間テープ |
| 網戸の破れ | 補修シートまたは網戸の張り替え | 網戸補修シール |
| 玄関ドアの下 | ドア下部シールを取り付ける | ドアボトムシール |
| 換気扇・通気口 | 防虫フィルターを設置 | 目の細かい防虫ネット |
| エアコン配管穴 | パテで隙間を埋める | エアコンパテ |
| 外壁のひび割れ | コーキング剤で補修 | シリコンコーキング |
侵入対策2:忌避剤を活用する
カメムシはミント系の香りを嫌う傾向があります。窓枠や玄関周り、換気口の周辺にカメムシ用の忌避スプレーを塗布しておくと、侵入抑制の効果が期待できます。
ハッカ油スプレーは手軽に作れる忌避剤です。水100mlにハッカ油を10〜20滴ほど混ぜたものをスプレーボトルに入れ、窓枠や網戸の枠に吹きかけておきましょう。ただし効果は持続期間が短いため、数日おきに再塗布する必要があります。

侵入対策3:洗濯物への付着を防ぐ
秋のカメムシ被害で最も身近なのが、洗濯物への付着です。カメムシは暖かく明るい場所を好むため、日光に当たっている洗濯物に集まりやすい傾向があります。
特に白い洗濯物(シーツ、タオル、白いシャツなど)にカメムシが付着しやすいことが知られています。
- 洗濯物を取り込む際に1枚ずつ確認してから室内に入れる
- カメムシが多い時期は部屋干しに切り替える
- 防虫ネットで洗濯物を覆う
- カメムシ忌避効果のある洗濯用品を利用する
カメムシを見つけたときの正しい駆除方法
悪臭を出させない捕獲法
カメムシは刺激を与えると臭い液体を分泌します。この悪臭は手や衣類に付着すると洗ってもなかなか取れないため、カメムシを駆除する際は「刺激しない」ことが最大のポイントです。
| 駆除方法 | やり方 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ペットボトル捕獲器 | ペットボトルの上部を切って逆さに差し込み、中にカメムシを落とす | 臭いが出にくい | 準備が必要 |
| ガムテープ捕獲 | 幅広のガムテープでそっと挟んで包む | 手軽・臭いを封じ込める | 力加減に注意 |
| ティッシュ+ビニール袋 | ティッシュでそっと包み、袋に密封 | 最も手軽 | 強くつまむと臭いが出る |
| 凍結スプレー | 冷却式の殺虫スプレーを噴射 | 瞬間的に動きを止める | 近距離で使用する必要あり |
ペットボトルの上部(飲み口部分)を切り取り、逆さにして本体にはめ込むと、簡易的なカメムシ捕獲器になります。カメムシを箸や紙でそっと誘導して中に落とせば、臭いを出されずに捕獲できます。
カメムシの臭いがついてしまった場合
万が一、カメムシの臭いが手や衣類に付着してしまった場合は、以下の方法で対処できます。
- 手についた場合:食用油(サラダ油やオリーブオイル)を塗ってから石鹸で洗うと落ちやすい
- 衣類についた場合:柑橘系の食器用洗剤で部分洗いしてから通常の洗濯をする
- 室内に臭いが充満した場合:窓を開けてしっかり換気する。消臭スプレーも併用すると効果的
秋の庭・外周の環境整備
カメムシを寄せ付けない環境づくり
建物の周囲の環境を整えることで、カメムシが集まりにくい状態をつくることができます。
- 庭の雑草をこまめに刈り取る
- 落ち葉を放置しない(越冬場所になる)
- 使わないプランターや木材を片づける
- 外壁の日当たりの良い面に忌避剤を塗布する

光対策
カメムシは光に引き寄せられる走光性を持っています。夜間に外灯や窓から漏れる光にカメムシが集まり、そこから室内に侵入するケースが多く報告されています。
- 夜間は遮光カーテンを使用して光の漏れを最小限にする
- 外灯をLEDに変更する(LEDは紫外線が少なく、虫が集まりにくい)
- 玄関灯は必要時以外は消す
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害虫駆除110番の公式サイトはこちらカメムシが大量発生した場合の対応
自力で対応する場合
壁一面にカメムシが張り付いているような大量発生の場合は、1匹ずつの捕獲では追いつきません。カメムシ用の殺虫スプレー(凍結タイプや即効性のあるもの)を使用し、落ちたカメムシを素早く掃除機で回収する方法が現実的です。
業者に依頼する場合
毎年大量発生が続く場合や、建物の隙間から大量に侵入してくる場合は、害虫駆除業者に相談することをおすすめします。業者は建物の構造に合わせた侵入経路の特定と、効果的な忌避処理を行ってくれます。
よくある質問(Q&A)
Q. カメムシは人を刺しますか?
A. 一般的な家屋に侵入するカメムシ(クサギカメムシやマルカメムシなど)が人を刺すことはほとんどありません。ただし、一部のカメムシ(サシガメ類)は吸血性があり刺すことがありますが、日本の家屋で遭遇する可能性は極めて低いです。
Q. カメムシは衛生上の害はありますか?
A. カメムシは病原菌を媒介することはないため、衛生上の直接的な害はありません。ただし、悪臭による不快感は大きく、食品や洗濯物に臭いが移る被害があります。また、大量に侵入された場合は精神的なストレスも無視できません。
Q. マンションの高層階でもカメムシは来ますか?
A. 来ます。カメムシは風に乗って高い場所まで飛来することがあり、10階以上でも侵入が報告されています。特に建物の南面や西面など日当たりの良い面に集まりやすい傾向があります。
Q. カメムシを掃除機で吸い取っても大丈夫ですか?
A. 吸い取ることは可能ですが、掃除機内部で臭いを出すため、その後しばらく掃除機から悪臭が出る場合があります。紙パック式の場合はパックを交換し、サイクロン式の場合はダストカップを洗浄する必要があります。
Q. カメムシが部屋の中で卵を産むことはありますか?
A. カメムシは通常、植物の葉裏に卵を産み付けます。室内で越冬することはありますが、室内で卵を産んで繁殖するケースはほとんどありません。

まとめ:秋のカメムシ対策は「侵入させない」が基本
秋のカメムシ被害を防ぐには、越冬のために建物に集まってくる前に侵入経路を塞いでおくことが最も効果的です。窓やドアの隙間テープ、換気口のフィルター、エアコン配管のパテ処理など、物理的な対策を9月中に完了させておくのが理想的です。
それでも侵入してきた場合は、刺激を与えずにペットボトル捕獲器やガムテープで臭いを出させないように駆除しましょう。毎年深刻な被害が続く場合は、専門業者への相談も検討してください。
カメムシ対策のベストタイミングは9月です。10月に入ると越冬行動が本格化するため、気温が下がり始める前に隙間対策と忌避剤の塗布を済ませておきましょう。
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