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アシナガバチの巣を自分で駆除する方法|安全な手順と判断基準

害虫駆除

ベランダの物干し竿や軒下に、下向きのお椀のような蜂の巣を見つけたことはありませんか。それはアシナガバチの巣である可能性が高いです。

アシナガバチはスズメバチほど攻撃的ではなく、巣のサイズも比較的小さいため、条件が揃えば自分で駆除することも可能です。ただし蜂であることに変わりはなく、刺されればアレルギー反応を起こすリスクもあるため、安全な手順を知っておくことが不可欠です。

この記事では、アシナガバチの巣を自力で駆除できるかの判断基準と、具体的な駆除手順を解説します。

ナビ助
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アシナガバチは基本おとなしい蜂だけど、巣を刺激すると集団で攻撃してくるよ。「自分でやれるか」の判断を間違えないようにしっかり読んでね!

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アシナガバチの特徴と危険性

スズメバチとの違い

アシナガバチは名前の通り後ろ脚が長く、飛ぶときに脚をだらりと垂らすのが特徴です。スズメバチと比べると以下の違いがあります。

  • 体型:スズメバチより細身で、体長は約2cm前後
  • 攻撃性:巣に近づかなければ基本的に攻撃しない
  • 巣の形状:六角形の巣穴がむき出しで、外皮に覆われていない
  • 巣のサイズ:最大でも直径15cm程度(スズメバチは50cm超になることも)
  • 働き蜂の数:最盛期で20〜50匹程度(スズメバチは数百〜千匹以上)

アシナガバチに刺された場合のリスク

アシナガバチの毒はスズメバチより弱いものの、過去に蜂に刺されたことがある人はアナフィラキシーショックのリスクがあります。2回目以降の刺傷で重篤なアレルギー反応が出る可能性があるため、蜂アレルギーの自覚がある方は自力駆除を避けてください。

刺された場合の症状は通常、局所的な痛み・腫れ・かゆみで、数日〜1週間で治まります。ただし呼吸困難・蕁麻疹・血圧低下などの全身症状が出た場合は直ちに救急車を呼んでください。

注意

以下に該当する方は自力駆除を避け、業者に依頼してください。
・過去に蜂に刺されてアレルギー反応が出たことがある
・蜂アレルギーの検査で陽性と判定されている
・高所恐怖症や脚立での作業に不安がある

自分で駆除できるかの判断基準

自力駆除OKの条件

以下のすべてに該当する場合は、自分での駆除を検討できます。

  • 巣のサイズが直径10cm以下(握りこぶし程度)
  • 巣の場所に安全に手が届く(脚立なしまたは低い脚立で届く範囲)
  • 巣にいる蜂の数が10匹以下
  • 蜂アレルギーの既往がない
  • 逃げ道が確保できる(巣と反対方向に退避できるスペースがある)

業者に依頼すべきケース

  • 巣のサイズが10cmを超えている(最盛期で蜂の数が多い)
  • 高所(2階の軒下など)で作業に危険がともなう
  • 巣が壁の中や狭い隙間にある
  • アレルギー体質で刺された場合のリスクが高い
  • スズメバチとの見分けに自信がない

特に重要なのはスズメバチとの確実な見分けです。コガタスズメバチの初期の巣はアシナガバチの巣と似ているため、判断に迷う場合は専門家に確認してもらいましょう。

ナビ助
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判断基準は「小さい巣・低い場所・少ない蜂・アレルギーなし」の4条件!ひとつでも怪しかったらプロに任せよう。命はお金では買えないからね。

自分で駆除する手順

準備するもの

  • 蜂用殺虫スプレー(ジェットタイプ・噴射距離3m以上のもの)
  • 長袖・長ズボン(白系の厚手の服)
  • 帽子+首元を覆うタオル
  • ゴム手袋
  • ゴーグルまたは保護メガネ
  • 長靴(足首の隙間をなくすため)
  • ビニール袋とトング(巣の回収用)
  • 懐中電灯(赤いセロファンを貼ったもの)
ポイント

蜂は黒色に反応して攻撃する習性があります。服装は必ず白か明るい色を選び、髪の毛も帽子で隠してください。

STEP1:作業は日没後2〜3時間後に行う

アシナガバチは日中に外で活動し、日没とともに巣に戻ります。日没後2〜3時間(完全に暗くなった時間帯)が最も安全な作業タイミングです。この時間帯は蜂の活動が鈍く、外出中の蜂も巣に戻っているため一網打尽にできます。

懐中電灯を使う場合は、蜂が光に反応して飛んでくることがあるため、赤いセロファンを貼って赤色光にすると蜂に気づかれにくくなります。

STEP2:風上に立ち退避ルートを確認

殺虫スプレーの薬剤が自分にかからないよう風上に立ちます。また、スプレー後に蜂が興奮して飛び出す可能性があるため、すぐに退避できるルートを確認しておきます。

背後にドアや障害物がない開けた場所に立てるのが理想です。巣と自分の間に障害物がないことも確認してください。

STEP3:殺虫スプレーを巣に向けて噴射

巣から2〜3mの距離を取り、巣穴の正面からまっすぐ噴射します。噴射時間は10〜20秒間、途切れさせずに連続で吹き付けます。

スプレーを当てると蜂が巣から飛び出してくることがありますが、慌てず噴射を続けてください。薬剤を浴びた蜂は数分以内に飛行能力を失います。途中でスプレーを止めて逃げると、興奮した蜂に追いかけられるリスクが高まります。

STEP4:蜂の動きが止まるまで待機

スプレー後、5〜10分間はその場を離れて様子を見ます。巣から落ちた蜂が地面で動いていないか、まだ巣に蜂が残っていないかを確認します。動いている蜂がいれば追加でスプレーを噴射してください。

STEP5:巣を除去・処分する

蜂が完全に動かなくなったことを確認したら、トングまたは棒で巣を取り外します。ビニール袋に入れて口を縛り、燃えるゴミとして処分します。

巣があった場所に殺虫スプレーを追加で吹きかけておくと、戻り蜂(外出中で殺虫を免れた蜂)が翌日戻ってきたときの対策になります。

ナビ助
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スプレーは途中で止めないのがコツだよ。ケチらずたっぷり使って、蜂が飛び出す前に動きを封じるのが安全への近道!

駆除後の注意点

戻り蜂への対処

駆除時に外出していた蜂が翌日巣があった場所に戻ってくることがあります。これを「戻り蜂」と呼びます。巣がなくなっていると数日間うろつきますが、新しく同じ場所に巣を作ることは少ないです。

対策として、巣があった場所に殺虫剤を数日間スプレーし続けるか、木酢液を染み込ませた布を吊るしておくと戻り蜂を寄せ付けにくくなります。

再営巣の予防

アシナガバチは毎年同じような場所に巣を作る傾向があります。再発を防ぐには以下の対策が有効です。

  • 巣を作られやすい場所に忌避スプレーを定期的に散布する
  • ダミーの蜂の巣(市販品あり)を吊るしておく(縄張り意識で近寄らない)
  • 物干し竿の内側など、閉鎖的な空間をなくす
  • 4月〜5月に営巣開始の兆候(女王蜂が偵察に来る)を見逃さない

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アシナガバチを駆除しない選択肢

益虫としての側面

アシナガバチは庭の害虫(毛虫・イモムシ・アオムシなど)を捕食する益虫としての側面もあります。生活動線から離れた場所(庭の奥など)に巣がある場合は、あえて駆除せず共存するという選択も考えられます。

巣に近づかなければ攻撃してくることはほとんどないため、通行の邪魔にならず子供やペットも近づかない場所であれば、秋まで放置して自然消滅を待つのもひとつの方法です(アシナガバチの巣は一年で放棄されます)。

共存が難しい場所の具体例

  • 玄関ドアの上
  • 洗濯物を干すベランダ
  • 子供の遊び場の近く
  • 郵便受け・メーターボックスの中
  • 窓のすぐ脇

これらの場所に巣ができた場合は、生活に支障があるため駆除が必要です。

Q&Aコーナー

Q. 市販の殺虫スプレーはどの製品がおすすめですか?

A. 「ハチアブマグナムジェット」「スズメバチマグナムジェットプロ」など、噴射距離が長い(3m以上)ジェットタイプがおすすめです。アシナガバチ専用でなくても、蜂用であれば十分に効果があります。1本で巣1〜2個分の噴射量があるため、予備も含めて2本用意しておくと安心です。

Q. 昼間に駆除してもいいですか?

A. 昼間は外出中の蜂が多く、駆除しきれない個体が残ります。また日中は蜂の活動が活発で攻撃を受けやすいです。安全面・確実性の両面から、日没後の作業を強く推奨します。どうしても昼間に行う場合は早朝(日の出前後)が比較的安全です。

Q. 巣を取り除いた後、同じ場所にまた巣を作られますか?

A. 同じシーズン中に同じ場所へ再営巣されるケースは少ないですが、翌年同じ場所を狙われることはあります。忌避スプレーの定期散布やダミーの巣の設置で予防できます。

Q. アシナガバチの巣の駆除を業者に頼むといくらかかりますか?

A. アシナガバチの場合、5,000円〜15,000円程度が相場です。スズメバチよりも低リスクなため費用も抑えめに設定されていることが多いです。自治体によっては無料で対応してくれるところもあるため、まず役所に確認してみてください。

Q. 蜂に刺されたらまず何をすべきですか?

A. まず巣から速やかに離れてください。その後、刺された箇所を流水で洗い流し、可能であれば毒を絞り出します(口で吸うのはNG)。抗ヒスタミン軟膏を塗り、患部を冷やして安静にします。呼吸困難・蕁麻疹・めまいなどの症状が出たら直ちに119番してください。

まとめ

アシナガバチの巣は、条件が揃えば自分で安全に駆除することができます。判断基準は「巣が小さい(10cm以下)」「手が届く低い場所」「蜂の数が少ない」「アレルギーなし」の4つです。

作業は必ず日没後に白い服装で行い、殺虫スプレーを途切れさせず噴射するのが安全に成功するポイントです。少しでも不安がある場合は無理をせず専門業者に依頼してください。

また、アシナガバチには益虫としての側面もあるため、生活に支障がなければ駆除しないという選択も視野に入れてみてください。

参考:環境省 – 自然環境と生物多様性(www.env.go.jp・サイト終了)

参考:札幌市 – ハチの巣の駆除について(www.city.sapporo.jp・サイト終了)

参考:東京都保健医療局 – ハチに注意しましょう

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