マンションの1階に住んでいると、他の階に比べて虫が多い気がする。こう感じている方は少なくないでしょう。実際に、1階は地面に近いという立地上、虫の侵入リスクが高い階数であることは事実です。
しかし、適切な対策グッズの活用と環境改善を組み合わせることで、1階でも虫の被害を大幅に減らすことは可能です。この記事では、マンション1階にお住まいの方に向けて、効果的な虫対策グッズと住環境の改善方法を具体的にご紹介していきます。
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害虫駆除110番の公式サイトはこちらマンション1階に虫が出やすい理由
対策を考える前に、なぜ1階は虫が出やすいのかを理解しておきましょう。原因を知ることで、より的確な対策を立てることができます。
地面からの距離が近い
1階は地面と直接つながっているため、土の中や地表で生活する虫が容易に侵入できます。アリ、ムカデ、ダンゴムシ、ゲジゲジなどの地表性の虫は、主にこの理由で1階に出現しやすくなります。
湿気が溜まりやすい
1階は上の階に比べて日当たりが悪く、地面からの湿気の影響も受けやすいため、室内の湿度が高くなりがちです。湿度が高い環境はゴキブリ、ダニ、チャタテムシなどの害虫が好む条件そのものです。
植栽や庭の影響
マンションの1階には専用庭がある物件も多く、また建物周りには植栽が植えられていることが一般的です。これらの植物は虫の住処や繁殖場所となり、室内への侵入源になります。
排水設備との距離
排水管の合流部分やマンホールは地面レベルにあるため、1階はこれらの設備からの虫の侵入を受けやすい位置にあります。
| 虫の種類 | 1階に出やすい理由 | 活動時期 |
|---|---|---|
| ゴキブリ | 排水管・地面から侵入 | 通年(夏に活発化) |
| アリ | 地面から直接侵入 | 春〜秋 |
| 蚊 | 植栽の水たまりで繁殖 | 春〜秋 |
| ムカデ | 地面の湿った場所から侵入 | 春〜秋 |
| ダニ | 湿気が多い環境で繁殖 | 梅雨〜夏 |
| コバエ | 植物や生ゴミに集まる | 春〜秋 |

侵入経路を塞ぐための対策グッズ
虫対策の基本は「侵入させない」ことです。まずは主要な侵入経路を塞ぐためのグッズを活用しましょう。
網戸用の補修・防虫グッズ
網戸は虫の侵入を防ぐ第一の砦ですが、経年劣化で穴が開いたり、サッシとの隙間ができたりすることがあります。
- 網戸補修シート:小さな穴や破れを手軽に塞げるシール式の補修材です。100円ショップでも入手可能で、貼るだけで簡単に修繕できます。
- モヘアテープ:網戸とサッシの隙間を埋める毛付きテープです。虫が入り込む小さな隙間をしっかり塞ぎます。
- 防虫ネット(メッシュの細かいもの):標準的な網戸は18メッシュ(約1.15mm)ですが、コバエや小さな蚊を防ぐには24メッシュ(約0.84mm)以上の細かさが必要です。張り替え用のネットとして販売されています。
玄関ドア用の隙間対策グッズ
- 防虫用隙間テープ:玄関ドアの下部や側面の隙間に貼るテープです。ドアを閉めたときにできる数ミリの隙間からもゴキブリは侵入できるため、確実に塞ぎましょう。
- ドアスイープ:ドアの下部に取り付けるブラシ状のパーツで、床面との隙間を塞ぎます。
排水口・換気口用の対策グッズ
- 排水口用防虫キャップ:浴室やキッチンの排水口に設置するキャップです。虫の侵入を防ぎつつ、水は通す構造になっています。
- 換気口フィルター:通気口に貼るフィルターシートです。花粉や虫の侵入を防ぎます。定期的な交換が必要です。
- エアコンパテ:エアコンの配管穴の隙間を埋める粘土状の素材です。エアコン配管穴は意外と見落としがちな侵入経路なので、隙間がないか必ずチェックしてください。
| 対策グッズ | 設置場所 | 費用目安 | 交換頻度 |
|---|---|---|---|
| 網戸補修シート | 網戸の穴・破れ | 100〜500円 | 必要時 |
| モヘアテープ | 網戸とサッシの隙間 | 300〜800円 | 半年〜1年 |
| 防虫隙間テープ | 玄関ドアの隙間 | 300〜1,000円 | 半年〜1年 |
| 排水口防虫キャップ | 浴室・キッチン排水口 | 300〜800円 | 必要時 |
| 換気口フィルター | 通気口 | 100〜500円 | 2〜3カ月 |
| エアコンパテ | 配管穴の隙間 | 200〜500円 | 数年持続 |

虫よけ・駆除用のおすすめグッズ
侵入経路を塞ぐことに加えて、虫よけ・駆除用のグッズも併用することで、より高い防虫効果が得られます。
吊り下げ型虫よけ
ベランダや玄関に吊り下げるタイプの虫よけ剤は、設置するだけで一定期間(通常は150〜300日程度)効果を発揮します。ユスリカ、チョウバエなどの小型の飛翔昆虫に対して有効です。ベランダの物干し竿や窓の近くに設置するのがおすすめです。
置き型ベイト剤(毒餌)
ゴキブリ対策の定番です。ブラックキャップやコンバットなどの商品名で知られるベイト剤は、ゴキブリが餌を食べて巣に持ち帰ることで、巣ごと駆除する効果があります。キッチン、洗面所、玄関、ベランダなどに複数個設置するのが効果的です。
粘着トラップ(ゴキブリホイホイ等)
ゴキブリの侵入経路や活動エリアに設置します。駆除効果だけでなく、どこから虫が来ているかを特定するモニタリング効果もあるため、対策の効果測定にも役立ちます。
忌避スプレー
窓枠や玄関ドアの周辺にスプレーすることで、虫が近づくのを防ぐ効果があります。効果の持続期間は商品によって異なりますが、一般的には1〜2カ月程度です。雨に当たる場所では効果が低下するため、定期的な再塗布が必要です。
超音波虫よけ器
コンセントに差し込むだけで超音波を発し、虫を寄せ付けないとされる機器です。FLIE magazineの解説でも紹介されていますが、薬剤を使わないため小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使用できます。ただし、効果には個体差があるため、他の対策との併用がおすすめです。
天然成分の虫よけ
ハッカ油やレモンユーカリなどの天然成分を使った虫よけも人気があります。化学薬品に抵抗がある方や、ペットのいる家庭で重宝されています。アロマディフューザーで拡散したり、水で薄めてスプレーとして使用したりする方法があります。
- 侵入防止グッズ+虫よけ・駆除グッズの併用が効果的
- ベイト剤は複数箇所に設置し定期的に交換する
- 粘着トラップは虫の侵入経路を特定するのにも役立つ
- ペットや小さなお子さんがいる場合は天然成分の製品も検討
💡 マンション1階で特に悩まされやすいゴキブリには、ベイト剤やスプレーなどの駆除グッズが効果的です。おすすめアイテムを厳選してご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。

💡 ムカデやゲジゲジは1階の湿った環境に侵入しやすい害虫です。忌避剤や毒餌タイプなど、ムカデ対策に特化したグッズの選び方をこちらの記事で詳しく解説しています。

環境改善で虫を遠ざける方法
グッズによる対策と同時に、虫が近寄りにくい住環境を作ることも重要です。環境そのものを改善することで、グッズだけに頼らない持続的な防虫効果が期待できます。
湿度管理を徹底する
害虫の多くは湿度の高い環境を好みます。室内の湿度を60%以下に保つことが、虫対策の基本中の基本です。以下の方法で湿度管理を行いましょう。
- 除湿機またはエアコンの除湿機能を活用する
- 入浴後は浴室の換気扇を2〜3時間回す
- 料理中と料理後はキッチンの換気扇を回す
- 天気の良い日はこまめに換気する
- クローゼットや押し入れにも除湿剤を設置する
キッチンの衛生管理
キッチンは害虫にとっての「食堂」です。食べ残しや調理くず、油汚れはゴキブリやコバエを引き寄せます。
- 食器は使ったらすぐに洗う(シンクに溜めない)
- 生ゴミは密閉容器に入れ、こまめに処分する
- コンロ周りの油汚れは毎日拭き取る
- 食品は密閉容器に保管する
- ペットフードも出しっぱなしにしない
ベランダ・専用庭の管理
1階特有の虫の発生源となりやすいのがベランダや専用庭です。
- 植木鉢の受け皿に水を溜めない(蚊の発生源になる)
- 落ち葉はこまめに清掃する
- 排水溝の詰まりをチェックし、定期的に清掃する
- 使わない植木鉢や道具は整理する
段ボールの早期処分
段ボールはゴキブリが好む素材の一つです。保温性と適度な湿気があり、産卵場所としても利用されます。ネット通販が増えた現在、段ボールの長期保管は害虫を招く大きなリスクです。受け取ったらできるだけ早く処分しましょう。

💡 キッチンの生ゴミや排水口から発生するコバエにお困りの方は、専用の対策グッズを活用するのがおすすめです。トラップや薬剤など、コバエに効果的なアイテムをこちらでご紹介しています。

💡 地面から直接侵入してくるアリへの対策も、マンション1階では欠かせません。巣ごと駆除できるタイプの製品など、アリ駆除剤のおすすめをまとめた記事もございます。

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害虫駆除110番の公式サイトはこちら季節ごとの虫対策スケジュール
虫の種類によって活動が活発になる時期が異なるため、季節に合わせた対策を行うことで効率的に防虫ができます。
| 時期 | 注意すべき虫 | 対策内容 |
|---|---|---|
| 春(3〜5月) | アリ・蚊・羽アリ | 侵入経路の確認と補修、ベイト剤の設置 |
| 梅雨(6月) | チャタテムシ・ダニ | 除湿の徹底、布団の乾燥 |
| 夏(7〜8月) | ゴキブリ・蚊・コバエ | ベイト剤の追加、忌避スプレー、燻煙剤 |
| 秋(9〜11月) | カメムシ・ムカデ | 網戸・窓の点検、忌避剤の散布 |
| 冬(12〜2月) | ダニ(暖房で活性化) | こまめな換気、寝具の洗濯・乾燥 |
💡 マンション1階ではさまざまな害虫への備えが必要になります。害虫の種類ごとにおすすめの駆除グッズを一覧でまとめた記事がありますので、まとめてチェックしたい方はぜひご覧ください。

1階でも虫が出にくい物件の特徴
これから物件を探す方のために、1階でも比較的虫が出にくい物件の特徴を挙げておきます。
- 鉄筋コンクリート造で気密性が高い
- 築年数が浅く建物の隙間が少ない
- 周辺に水路や森林がない
- 1階でもピロティ(駐車場)の上にあるため実質2階相当
- 管理が行き届いており共用部分が清潔
- 近隣に飲食店がない
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LIFULL HOME’Sの解説記事でも、1階の虫対策や虫が出にくい物件選びのコツが紹介されていますので、物件探しの参考にしてみてください。
よくある質問(Q&A)
Q. マンション1階で最も効果的な虫対策は何ですか?
A. 最も効果的なのは「侵入経路を物理的に塞ぐこと」です。網戸の修繕、隙間テープの設置、換気口フィルターの取り付け、エアコン配管穴のパテ埋めなど、虫が入ってくる隙間を一つずつなくしていくことが根本的な解決につながります。
Q. 1階に住んでいてゴキブリが頻繁に出ます。引っ越しを考えるべきですか?
A. この記事で紹介した対策をすべて実施してもなお頻繁にゴキブリが出る場合は、建物の構造的な問題がある可能性があります。管理会社に専門業者による調査を依頼し、それでも改善しない場合は転居も選択肢の一つです。ただし、多くの場合は侵入経路の遮断と環境改善で大幅に改善できます。
Q. ペットがいても使える虫対策グッズはありますか?
A. ハッカ油などの天然成分を使った虫よけや、超音波虫よけ器はペットがいる家庭でも比較的安全に使用できます。ただし、ハッカ油は猫には有害とされているため、猫を飼っている場合は使用を避けてください。ベイト剤や殺虫スプレーはペットの手の届かない場所に設置・使用し、燻煙剤使用時はペットを別の場所に移動させてください。
Q. 管理会社に1階の虫対策を依頼できますか?
A. 共用部分(建物周りの植栽管理、排水設備の点検、ゴミ置き場の清掃強化など)については管理会社に対策を依頼することができます。専有部分の虫対策は基本的に入居者自身で行う必要がありますが、建物の構造に起因する問題(排水管からの虫の侵入など)は管理会社に報告して対応を求めましょう。
Q. 市販の虫よけグッズだけで十分ですか?専門業者に頼むべきですか?
A. 一般的な虫の予防であれば市販のグッズで十分対応できます。ただし、シロアリやトコジラミ(南京虫)のように駆除が難しい虫や、大量発生している場合は専門業者への依頼をおすすめします。費用はかかりますが、プロの施工は効果の確実性が格段に違います。
まとめ
マンション1階の虫対策は、「侵入経路を塞ぐ」「虫よけグッズを活用する」「住環境を改善する」の3つの柱で構成されます。
- 網戸・玄関・排水口・換気口・エアコン配管穴の隙間を塞ぐ
- ベイト剤・粘着トラップ・忌避スプレーを併用する
- 室内の湿度を60%以下に保つ
- 生ゴミ・段ボール・水たまりを放置しない
- 季節に合わせた対策スケジュールで効率的に防虫する
1階に住んでいるからといって虫との生活を諦める必要はありません。この記事で紹介した対策を一つずつ実践して、快適な暮らしを手に入れてください。
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