天井裏からドスドスと重い足音がする、庭の果物がかじられている、家の中に獣のような強い臭いがする——こうした症状があれば、ハクビシンが住み着いている可能性があります。
ハクビシンは鳥獣保護管理法で保護されている動物であり、無許可で捕獲・駆除することは法律で禁止されています。被害に遭った場合は、自治体の許可を取得したうえで駆除を行える専門業者に依頼するのが基本です。
この記事では、ハクビシン駆除業者の選び方・費用相場・作業の流れ・依頼時の注意点を詳しく解説します。

ハクビシンの被害を放置してはいけない理由
糞尿による深刻な衛生被害
ハクビシンには同じ場所に繰り返し糞尿をする「ためフン」の習性があります。天井裏に大量の糞尿が溜まると、天井にシミができたり、最悪の場合は天井板が腐って抜け落ちることもあります。
感染症リスク
ハクビシンの糞尿にはサルモネラ菌やレプトスピラ菌などが含まれている場合があり、人間への感染リスクがあります。また、ハクビシンに寄生するダニやノミが室内に広がり、アレルギー症状や皮膚炎の原因になることもあります。
建物の損傷
断熱材を引きちぎって巣にしたり、柱や配線をかじったりすることで、建物の構造や電気設備に被害が及ぶことがあります。配線被害は漏電や火災のリスクにもつながります。
騒音被害
ハクビシンは夜行性で、夜間に天井裏を走り回ります。体重が3〜4kgと比較的大きいため、足音も重く、睡眠障害につながるケースが少なくありません。
業者の予約が取れるまでのあいだ、市販の忌避剤で様子を見るという方もいます。ただし追い出しだけでは再侵入までは防げないため、あくまで業者依頼までのつなぎとして考えておくのが無難です。
ハクビシンの被害を放置すると、駆除費用が大幅に膨らみます。被害直後の軽度な段階なら数万円で済むこともある一方、数年放置すると糞尿清掃や断熱材交換を含めて30万円以上かかるケースもあります。
ハクビシン駆除業者の選び方
1. 現地調査・見積もりが無料
天井裏を実際に確認し、被害状況を把握してから見積もりを出す業者を選んでください。天井裏を見ずに電話だけで金額を提示する業者は信頼性に欠けます。
2. 再発保証が充実している
ハクビシンは一度追い出しても、侵入口が残っていれば再び戻ってきます。再発保証が最低1年、できれば3〜5年ある業者を選ぶと安心です。保証の条件も必ず書面で確認しましょう。
3. 自社施工の業者を選ぶ
広告を出している会社と実際に施工する会社が異なる場合、中間マージン(20%以上)が上乗せされることがあります。自社のスタッフが直接作業する業者のほうが費用を抑えやすいです。
4. 見積もりの内訳が明確
「駆除一式」ではなく、以下のように項目別に費用が分かれている見積もりを出す業者を選びましょう。
- 調査費
- 追い出し・捕獲費
- 侵入口封鎖費(箇所数・材料費)
- 糞尿撤去・清掃費
- 消毒・防臭費
- 断熱材交換費(必要な場合)
5. 口コミ・実績が確認できる
施工事例の写真やお客様の声がホームページに掲載されているか、Googleの口コミ評価はどうかなど、実績面も確認しましょう。
ここまでのポイントで業者を探すなら、害獣プロテックという選択肢もあります。リフォーム会社が母体で、住宅の構造を踏まえて侵入口をふさぐ「害獣対策工事」で再発防止に力を入れている業者です。相談・現地調査・見積もり・出張費は無料で、最長10年の破損保証(期間は施工内容による・条件あり)があります。関東・関西・東海・北陸など対応エリア内なら候補になります。詳しくは公式サイトで確認できます。



ハクビシン駆除の費用相場
ハクビシン駆除の費用は被害の程度によって大きく異なります。一般的な相場は以下のとおりです。
- 軽度な被害(追い出し+封鎖):5万〜8万円
- 中程度の被害(追い出し+封鎖+清掃消毒):10万〜15万円
- 重度の被害(大規模清掃+断熱材交換):20万〜30万円以上
費用に影響する主な要因は、建物の広さ、侵入口の数、糞尿の量、天井裏のアクセスのしやすさなどです。必ず複数の業者から見積もりを取って比較することが、適正価格で依頼するコツです。必ず複数の業者から見積もりを取り、内容を比較してから決めましょう。
相見積もりの1社として、関東(1都6県)にお住まいでハクビシンの被害なら、ペスコンproという選択肢もあります。埼玉県戸田市の株式会社MUSOが運営する首都圏密着の業者で、現地調査・見積もりは無料、相見積もり歓迎で、見積もり後に断ってもOKとされています。追い出したあと侵入口を封鎖する再発防止施工にも対応しています。詳しくは公式サイトで確認できます。



ハクビシン駆除の作業の流れ
- 現地調査:天井裏の糞尿の状況、侵入経路、被害範囲を確認
- 見積もり:作業内容と費用の提示
- 追い出し:忌避剤・くん煙剤などでハクビシンを外に追い出す
- 侵入口の封鎖:金網・板金・パテなどで全ての侵入口を塞ぐ
- 糞尿の撤去・清掃:天井裏の糞尿を全て取り除く
- 消毒・防臭処理:殺菌・消臭スプレーで処理する
- 断熱材の交換:必要に応じて汚損した断熱材を新品に入れ替え
- 経過観察:再侵入がないか定期的に確認
このうち侵入口の封鎖に使う金網やパンチングメタルは、ホームセンターや通販でも入手できます。ただし屋根まわりの高所や複雑な形状の隙間は転落の危険もあるため、手の届く範囲だけにとどめ、無理をせず業者に任せる判断も大切です。
自治体の補助金・支援制度を活用する
お住まいの自治体によっては、ハクビシンをはじめとする害獣被害に対する補助金や助成金の制度が設けられている場合があります。補助金の有無や条件は自治体ごとに異なるため、市区町村の窓口やホームページで確認してみてください。
また、ハクビシンによる被害が火災保険の適用対象になるケースもあります。保険会社に問い合わせてみる価値はあります。


よくある質問(Q&A)
Q. ハクビシンはどんな動物ですか?
ハクビシンはジャコウネコ科の動物で、体長50〜65cm程度、尾を含めると1m近くになります。額から鼻にかけて白い線があるのが特徴で、果物を好んで食べます。外来種とされていますが、特定外来生物には指定されていません。
Q. ハクビシンは自分で駆除できますか?
鳥獣保護管理法により、無許可での捕獲は禁止されています。忌避剤で追い出すことは可能ですが、侵入口の封鎖まで自分で行うのは難しいケースが多いです。特に高所作業が必要な場合はプロに任せるのが安全です。
Q. ハクビシンとアライグマの見分け方は?
ハクビシンは顔に白い線があり、尾が長いのが特徴です。アライグマは目のまわりが黒く(まるでマスクのよう)、尾にしま模様があります。糞の形状も異なり、ハクビシンは丸く種子が混じっていることが多いです。
Q. 駆除後、どのくらいで再発リスクはなくなりますか?
侵入口を完全に封鎖できていれば、再発のリスクは大幅に下がります。業者の再発保証期間内(1〜5年)に問題がなければ、封鎖は成功したと判断できるでしょう。
Q. ハクビシンが屋根裏にいるかどうかを確認する方法は?
ハクビシンが住み着いているかを確認するサインとして、以下の点をチェックしてみてください。天井裏からドスドスと重い足音が夜間に聞こえる、天井にシミや変色が出ている、家の周囲に丸く種子が混じった糞が落ちている、庭の果実がかじられている、獣のような強い臭いがする、といった症状があれば可能性が高いです。確証が持てない場合は、業者の無料調査を利用して確認してもらうのが確実です。
Q. ハクビシン駆除に最適な時期はありますか?
ハクビシンの駆除は通年で対応可能ですが、春から初夏にかけては出産・子育てのシーズンであるため注意が必要です。子獣が巣にいる状態で親を追い出してしまうと、子獣が天井裏で死んでしまい、腐敗臭やハエの発生原因になることがあります。出産シーズンでも対応は可能ですが、子獣の有無を確認したうえで適切に対処できる経験豊富な業者に依頼することが大切です。
Q. ハクビシンの侵入口はどこが多いですか?
ハクビシンは体が柔らかく、頭が入る大きさ(直径8〜10cm程度)の隙間があれば侵入できます。よくある侵入口としては、屋根と壁の接合部の隙間、軒天の破損箇所、換気口の劣化した金網、2階ベランダ周辺の隙間などが挙げられます。木登りが得意なため、雨樋や庭木を伝って2階以上の高さからも侵入します。すべての侵入経路を特定し封鎖するには、建物構造に詳しい専門業者の知識が不可欠です。
Q. ハクビシンを寄せ付けないための予防策はありますか?
ハクビシンは果物を好む雑食性のため、庭に果樹がある場合は実が熟す前に収穫する、落果を放置しないことが基本的な予防策になります。また、生ゴミは蓋つきの容器で管理し、屋外に放置しないようにしましょう。建物への侵入予防としては、屋根周りの隙間を日頃からチェックし、劣化した部分を早めに補修しておくことが効果的です。庭木の枝が屋根に接触している場合は剪定して距離を取ることも大切です。
屋外に置くゴミ容器は、フタがしっかり閉まるタイプに替えておくとにおいが漏れにくく、日々の管理もしやすくなります。
Q. ハクビシン駆除の費用は分割払いできますか?
業者によってはクレジットカード払いやローン払いに対応しているところもあります。特に重度の被害で高額な費用がかかる場合は、支払い方法について事前に相談するとよいでしょう。見積もりの段階で支払い条件を確認し、自分の予算に合った対応が可能か確認してください。また、自治体の補助金制度が利用できる場合は、費用の一部が軽減される可能性もあります。
Q. ハクビシンの糞尿で天井が腐った場合の修繕費用はどのくらいですか?
天井板が糞尿で腐食している場合の修繕費用は、範囲にもよりますが5万〜20万円程度が目安です。断熱材まで汚損している場合は断熱材の交換も必要で、さらに10万〜15万円程度の追加費用がかかることがあります。駆除と修繕を同時に依頼できる業者もあるため、まとめて相談すると手間を省けます。被害を長期間放置するほど修繕範囲が広がり費用が膨らむため、異変に気づいた時点で早めに対応することが大切です。
Q. ハクビシン被害に遭った場合、近隣住民に知らせるべきですか?
ハクビシンは行動範囲が広く、近隣の住宅にも侵入している可能性があります。自宅で被害が発生した場合は、近隣にも情報を共有しておくと地域全体での対策につながります。自治体によっては地域ぐるみの害獣対策を推奨している場合もありますので、町内会や自治会を通じて情報を共有するのも一つの方法です。
まとめ
ハクビシン駆除は法律的な制約があるため、専門の駆除業者に依頼するのが基本的な対応です。業者選びの際は、現地調査無料・再発保証あり・自社施工・見積もり明確の4点を必ずチェックしてください。
費用相場は5万〜30万円と幅がありますが、被害が軽いうちに対応すれば費用を抑えられます。放置すればするほど糞尿被害が深刻化し、費用も膨らむため、異変に気づいたら早めに相談しましょう。
💡 ハクビシンの糞尿にはダニやノミが発生しやすく、二次被害として室内の害虫が増えるケースもあります。家に出る害虫の種類ごとに適した駆除グッズをまとめた記事がございますので、駆除後の害虫対策にもお役立てください。



💡 ハクビシン被害がある家の周辺ではゴキブリの発生も多くなる傾向があります。駆除業者の作業と並行して、ベイト剤などを設置しておくと室内の害虫対策にもなります。おすすめグッズは以下の記事でご紹介しています。



参考リンク:



