「マンションの高層階に住んでるのにゴキブリが出た……」「どこから入ってきたの?」――マンション住まいの方にとって、ゴキブリの出現は大きなストレスです。鉄筋コンクリートの建物なのに、一体どこから侵入してくるのか不思議に思いますよね。
実はマンションにはゴキブリの侵入経路が複数存在していて、高層階であっても完全に安全とは言い切れません。排水管、換気口、玄関の隙間……建物の構造上、どうしても外部とつながっている箇所があるからです。
この記事では、マンション特有のゴキブリの侵入経路を明らかにした上で、効果的な対策方法を「侵入防止」「駆除」「予防」の3段階に分けて詳しく解説します。マンションでゴキブリに悩んでいる方、これから引っ越す方、ぜひ最後まで読んでみてください。
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対策を考える前に、まずゴキブリがマンションに侵入する経路を把握しておきましょう。侵入口を知ることが、もっとも効率的な対策につながります。
排水管・排水口
マンションで最も多い侵入経路が排水管です。特にキッチン・洗面所・浴室の排水口は、建物全体を縦に貫く共用排水管とつながっています。下の階でゴキブリが発生すると、排水管を伝って上の階まで登ってくることがあります。
排水トラップ(封水)が正常に機能していれば水がバリアとなりますが、長期間使用していないと封水が蒸発して通り道になってしまうことも。旅行や帰省で長期不在にした後は、すべての水栓を一度流して封水を補充しましょう。
換気口・給気口
24時間換気システムの給気口は、外気を取り込むための開口部です。フィルターが付いていても、経年劣化や隙間からゴキブリが侵入するケースがあります。特に1階や低層階では、外壁の給気口にゴキブリが直接たどり着きやすいので注意が必要です。
エアコンのドレンホース
エアコンから出る結露水を排出するドレンホースは、室外と室内を直接つなぐ「パイプライン」になっています。ホースの先端が開放されたままだと、小さなゴキブリや幼虫が這い上がってくることがあります。意外と盲点になりやすい侵入経路です。
玄関ドアの隙間
マンションの玄関ドアは精密に見えて、実は下部や側面に数ミリの隙間があることが少なくありません。ゴキブリはわずか1.5mm〜3mm程度の隙間でも通り抜けることができるため、この隙間から侵入してくる可能性があります。
配管スペース(パイプシャフト)
マンションの配管は「パイプシャフト」と呼ばれる共用スペースを通っています。この空間を経由して、他の部屋からゴキブリが移動してくることがあります。特に古いマンションでは配管周りの封鎖が不十分なケースが見られます。
宅配便・引っ越し荷物
段ボールはゴキブリの大好物です。暗くて温かい段ボールの隙間は、ゴキブリにとって理想的な住処。宅配便の段ボールに付着して室内に持ち込まれるケースは、想像以上に多く発生しています。

一軒家にお住まいの方は、戸建てならではの対策ポイントもチェックしてみてください。

階数別のゴキブリリスク
「高層階なら大丈夫でしょ?」と考えている方も多いですが、階数とゴキブリリスクの関係はどうなっているのでしょうか。
1〜3階:リスク高
地上に近い低層階は、外部からの直接侵入リスクが最も高い階数帯です。植栽やゴミ置き場が近い場合、ゴキブリが外壁を伝って換気口から侵入するケースもあります。1階はマンション内で最もゴキブリが出やすいと言っても過言ではありません。
4〜10階:リスク中
外部からの直接侵入は減りますが、排水管やパイプシャフト経由での侵入リスクは変わりません。また、隣室で大量発生している場合は、壁の隙間を通じて移動してくることもあります。
11階以上:リスク低(ゼロではない)
高層階では外部からの侵入リスクは大幅に下がりますが、ゼロにはなりません。エレベーターに乗って上がってきたり、宅配の段ボールに付着して持ち込まれたりするケースが報告されています。排水管経由の侵入も階数に関係なく発生し得ます。
マンションでも実践できる予防ルールについて、さらに詳しくは以下の記事をどうぞ。



マンションのゴキブリ対策|侵入防止編
ゴキブリ対策で最も重要なのは、侵入口を物理的に塞ぐことです。駆除と予防も大切ですが、そもそも入ってこなければ問題は起きません。マンション特有の侵入経路ごとに、具体的な封鎖方法を見ていきましょう。
排水口対策
キッチン・洗面所・浴室の排水口に排水口カバーやネットを取り付けましょう。100均でも購入可能な目の細かいカバーが効果的です。また、長期不在の際は排水口にラップを被せておくと、封水の蒸発も防げて一石二鳥です。
エアコンのドレンホース対策
ドレンホースの先端に防虫キャップを取り付けるだけで、侵入を防ぐことができます。ホームセンターや100均で手に入る「ドレンキャップ」や、ストッキングの切れ端を輪ゴムで固定する方法でも代用可能です。
換気口・給気口対策
フィルターが劣化している場合は交換しましょう。フィルターの上から目の細かいメッシュシートを追加で貼ると、さらに効果的です。ただし通気性を完全に塞がないように注意が必要です。
玄関ドアの隙間対策
ドアの下部に「隙間テープ」を貼ると、ゴキブリの侵入を防ぎつつ、断熱・防音効果も得られます。ホームセンターで100〜500円程度で購入でき、賃貸でも跡が残りにくいタイプがあります。
- 排水口 → カバー or ネット
- ドレンホース → 防虫キャップ
- 換気口 → フィルター交換 or メッシュシート追加
- 玄関ドア → 隙間テープ
- 配管周りの隙間 → パテで封鎖
生活110番のような害虫駆除のプロも、「侵入口の封鎖が最も費用対効果の高い対策」と述べています。100均やホームセンターで揃うものばかりなので、今日から始められます。


マンション特有の侵入経路を含め、封鎖方法の詳細は以下の記事で解説しています。



マンションのゴキブリ対策|駆除編
侵入防止策を講じていても、すでに室内にゴキブリがいる場合は駆除も必要です。マンションの環境に適した駆除方法を紹介します。
毒餌剤(ベイト剤)の設置
ブラックキャップやコンバットなどの毒餌剤は、マンションでのゴキブリ駆除に最も適した方法です。煙や音が出ないため近隣に迷惑をかけず、置くだけで長期間効果が持続します。
キッチンのシンク下、冷蔵庫の裏、洗面台の下、靴箱の中など、暗くて湿気のある場所に重点的に配置しましょう。1LDKなら8〜12個が目安です。
くん煙剤の活用
マンションでくん煙剤を使う場合は、霧タイプを選ぶのが基本です。煙タイプは火災報知器が反応したり、共用部に煙が流出してトラブルになる可能性があります。水タイプも使えますが、念のため火災報知器にカバーをかけましょう。
粘着トラップ
ゴキブリホイホイなどの粘着トラップは、発生状況の「調査」にも使えます。どこに設置したトラップに引っかかるかを確認することで、ゴキブリの通り道が特定できます。その情報をもとに毒餌剤の設置場所を最適化しましょう。
自分での対策に限界を感じたら、業者への依頼も検討してみてください。詳しくは以下の記事で解説しています。



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害虫駆除110番
ゴキブリ・シロアリ・ハチなど、あらゆる害虫に24時間365日・全国対応。現地調査・見積もり無料で、プロの技術で確実に駆除してくれます。「自分では手に負えない」と感じたら、まず相談してみてください。
害虫駆除110番の公式サイトはこちらマンションのゴキブリ対策|予防・環境整備編
侵入防止と駆除を行った後は、ゴキブリが「住みたくない」環境を維持することが長期的な対策の核になります。
キッチンの衛生管理
ゴキブリにとってキッチンは食料と水が揃った天国です。以下の習慣を徹底することで、キッチンをゴキブリにとって魅力のない場所に変えられます。
- 食べ残しや食品のカスをその日のうちに掃除する
- 三角コーナーの生ゴミは毎日処分する
- シンク周りの水気を拭き取ってから就寝する
- 食品は密閉容器に入れて保管する
- コンロ周りの油汚れを定期的に清掃する
段ボールの管理
段ボールはゴキブリの温床になります。宅配で届いた段ボールは、荷物を取り出したら速やかに処分しましょう。長期間室内に放置するのは厳禁です。引っ越し用の段ボールも、片付けが終わったらすぐに廃棄するか回収に出してください。
湿気対策
ゴキブリは湿気を好みます。除湿機やエアコンの除湿機能を活用して、室内の湿度を60%以下に保つことを意識しましょう。特に浴室の換気扇は使用後2〜3時間は回しておくのが理想的です。
ゴミの管理
生ゴミは密閉できるゴミ箱に入れ、こまめにゴミ出しすることが大切です。特に夏場は生ゴミの臭いがゴキブリを引き寄せるため、ゴミの日を待たずに冷凍庫で一時保管する方法も有効です。
マンションの場合、自室の対策だけでは限界があることもあります。隣室や上下階で不衛生な状態が続いている場合は、管理組合や管理会社に相談して建物全体での対策を検討してもらいましょう。


マンションならではの注意点
一軒家とは異なるマンション特有の事情についても、押さえておきましょう。
管理組合への相談
共用部(ゴミ置き場、エントランス、配管スペース)にゴキブリが多い場合は、管理組合に相談して建物全体での害虫駆除を検討してもらいましょう。個人の対策だけでは限界がある場合、プロの業者による建物一括駆除が最も効果的です。
賃貸マンションでの対策
賃貸の場合、壁に穴を開けたりパテで封鎖したりする作業は原状回復の観点からハードルが高いことがあります。隙間テープや防虫キャップなど、退去時に簡単に撤去できるグッズを活用するのが賢い方法です。深刻な場合は管理会社に連絡して対応を求めましょう。
近隣との協力
自室だけ対策しても、隣室からゴキブリが移動してくるパターンは防ぎきれません。可能であれば、同じフロアの住人と情報共有して、同時期に対策を行うと効果的です。
よくある質問(Q&A)
Q. マンションの何階以上ならゴキブリは出ない?
「何階以上なら安全」という明確なラインはありません。一般的に10階以上では出現率が大幅に下がるとされますが、排水管経由や荷物への付着で高層階にも到達します。階数に関わらず基本的な対策は行っておくのが安心です。
Q. 新築マンションでもゴキブリは出る?
新築であっても、建築資材(特に段ボール)に付着していたゴキブリが残っていることがあります。入居前にくん煙剤を使っておくと安心です。新築の場合は侵入経路が少ないため、一度駆除すればその後は出にくい傾向にあります。
Q. 隣の部屋がゴキブリの発生源みたいなのですが……
管理会社や管理組合に相談しましょう。直接隣人に言いにくい場合でも、管理会社を通じて注意喚起や建物全体の害虫駆除を依頼できることがあります。厚生労働省のサイトでも、集合住宅の衛生管理に関する情報が確認できます。
Q. ベランダにゴキブリが出た場合の対策は?
ベランダの排水口や植木鉢の下がゴキブリの隠れ場所になっていることがあります。排水口にネットを取り付け、植木鉢の下は定期的に掃除しましょう。屋外用の毒餌剤をベランダの隅に設置するのも効果的です。
Q. マンションで使いやすいゴキブリ対策グッズは?
毒餌剤(ブラックキャップ、コンバット)が最も使いやすいです。煙や音が出ず、近隣への迷惑もありません。くん煙剤を使う場合は霧タイプ(ノンスモーク)を選びましょう。
まとめ:マンションのゴキブリ対策は「侵入防止」が最優先
マンションのゴキブリ対策で最も効果的なのは、侵入経路を一つずつ確認して物理的に塞ぐことです。排水口カバー、ドレンホースの防虫キャップ、玄関の隙間テープなど、どれも数百円で手に入るアイテムで対処できます。
その上で毒餌剤を設置して駆除・予防を行い、キッチンの清掃や段ボールの速やかな処分といった環境整備を習慣化しましょう。自室の対策だけでは限界がある場合は、管理会社への相談も有効な手段です。
「ゴキブリが出ない快適なマンション生活」は、正しい知識と少しの手間で実現できます。まずは侵入経路のチェックから始めてみてください。プロの害虫駆除サービスへの相談も、選択肢として覚えておくと心強いです。
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