リフォームしたばかりの家で虫が発生すると、「なぜ新しくしたのに虫が出るの?」と驚く方が多いです。実は、リフォーム後は建材に含まれる水分や工事による環境変化が原因で、一時的に虫が発生しやすくなることがあります。
しかし安心してください。リフォーム後の虫の発生は多くの場合一時的なものであり、原因を正しく理解して適切な対策を取れば、数ヶ月で落ち着くケースがほとんどです。
この記事では、リフォーム後に虫が発生する具体的な原因と、効果的な対策方法について詳しく解説していきます。

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害虫駆除110番の公式サイトはこちらリフォーム後に虫が発生する主な原因
建材に含まれる水分(湿気)
リフォーム後に虫が発生するもっとも大きな原因は、新しい建材に含まれる水分です。コンクリート、モルタル、石膏ボード、木材などの建材には施工時に大量の水分が含まれており、これが室内の湿度を上昇させます。
高湿度の環境は以下の虫にとって快適な条件です。
- チャタテムシ:体長1〜2mmの非常に小さな虫。カビを食べて繁殖する
- ダニ:湿度60%以上で急速に増殖する
- トビムシ:湿った場所を好み、浴室や洗面所周辺に出現する
- 紙魚(シミ):湿気のある暗い場所を好む
工事中に発生した隙間や穴
リフォーム工事では壁や床を解体・再構築する過程で、一時的に建物の気密性が低下します。工事後に配管周りや壁と床の接合部に微細な隙間が残っていると、そこから虫が侵入する経路になってしまいます。
工事中に虫の卵や個体が持ち込まれる
資材の搬入時にダンボールや木材に付着していた虫の卵が室内に持ち込まれるケースもあります。特にゴキブリの卵鞘は目立たない場所に付着していることが多く、リフォーム後しばらくしてから孵化して出現することがあります。
既存の害虫が工事で移動する
壁の中や床下に潜んでいた害虫が、工事の振動や環境変化によって居場所を移動し、室内に出てくることがあります。特にゴキブリやムカデは工事の影響で活動が活発化することがあります。

リフォーム後に発生しやすい虫の種類と対策
チャタテムシ
リフォーム後にもっとも多く報告される虫です。体長1〜2mmと非常に小さく、白っぽい半透明の体をしています。カビを主食とするため、湿気の多い場所に大量発生します。
- 除湿機やエアコンで湿度を50%以下に保つ
- 換気を十分に行い、結露を防ぐ
- カビが生えている場所を掃除する
- 防カビ剤を使用する
- 自然に減少するのを待つ(建材が乾燥すれば消える)
トビムシ
体長1〜3mm程度の小さな虫で、ジャンプする特徴があります。湿気の多い浴室周辺や基礎付近に発生しやすく、リフォーム後のコンクリートが乾燥するまでの間に見かけることがあります。
- 浴室の換気を徹底する
- 排水口周辺を乾燥させる
- 殺虫スプレーで直接駆除する
- 建材の乾燥とともに自然に消えることが多い
ヒラタキクイムシ
リフォームで使用した木材(特にラワン合板などの広葉樹材)に幼虫が潜んでいた場合、数ヶ月後に成虫が出てくることがあります。木材に小さな穴(直径1〜2mm)と木粉が見られるのが特徴です。
ヒラタキクイムシは放置すると木材の被害が拡大するため、早めの対処が必要です。穴に殺虫剤を注入するか、専門業者に相談しましょう。キクイムシの駆除についてはこちらの記事も参考にしてください。
ゴキブリ
リフォーム後にゴキブリが出る場合は、工事中に侵入経路ができた可能性があります。配管周りの隙間や壁の接合部をチェックし、隙間があればパテやコーキングで塞ぎましょう。

リフォーム後の虫対策|根本的な解決方法
湿度管理が最重要
リフォーム後の虫の多くは湿気が原因です。そのため、もっとも効果的な対策は室内の湿度を下げることです。
- 除湿機を24時間稼働させる(特に最初の1〜2ヶ月)
- エアコンの除湿機能を活用する
- 晴れた日は窓を開けて換気する
- 浴室の換気扇は入浴後2〜3時間回し続ける
- 結露が発生する場所はこまめに拭き取る
一般的に、新しい建材の水分が安定するまでには6ヶ月〜1年程度かかります。この期間を乗り越えれば、湿気由来の虫は自然に減少していきます。
隙間の点検と補修
- 配管と壁の接合部に隙間がないか確認する
- 巾木(壁と床の境目)に隙間がないか確認する
- 窓枠やドア枠の周辺に隙間がないか確認する
- 隙間があればコーキング材やパテで塞ぐ
防虫対策グッズの活用
- 排水口にメッシュカバーを設置する
- 換気口に防虫フィルターを取り付ける
- ゴキブリ用ベイト剤を目立たない場所に設置する
- 防カビ・防虫スプレーを定期的に使用する
リフォーム後の虫に殺虫剤は効果ある?
市販の殺虫スプレーで目に見える虫を駆除することは可能ですが、根本原因である湿気を解消しない限り、新たな虫が次々と発生します。殺虫剤はあくまで「対症療法」であり、湿度管理という「根治療法」と組み合わせて使うのが正しいアプローチです。
どうしても気になる場合は、防カビ・防虫スプレーを窓枠や水回りに定期的に散布することで、発生を抑制する効果が期待できます。
💡 リフォーム後にゴキブリが気になり始めた方は、設置型のベイト剤やスプレーなど、用途に合わせた駆除グッズの比較も参考になります。各製品の特徴や選び方をまとめていますので、ぜひご覧ください。

リフォーム業者に確認すべきこと
リフォーム後の虫が気になる場合は、施工業者にも相談しましょう。確認すべきポイントは以下のとおりです。
- 使用した木材に防虫処理がされているか
- 配管周りの隙間処理は適切に行われているか
- 床下の防湿対策は施されているか
- 保証期間内であれば無償で対応してもらえるか
害虫対策リフォームの費用と効果についてはこちらの記事をご覧ください。
💡 リフォーム後にどんな害虫が出ても慌てないよう、害虫の種類ごとに使える駆除グッズを一覧でまとめています。虫の正体がわかったら、こちらから対策グッズを探してみてください。


専門業者に相談すべきケース
リフォーム後の虫は多くが一時的なものですが、以下のケースでは専門業者への相談をおすすめします。
- リフォームから1年以上経過しても虫が減らない
- ヒラタキクイムシなど木材を食害する虫が確認された
- ゴキブリが複数回目撃されている(巣がある可能性)
- アレルギー症状が出ている(ダニやチャタテムシが原因の可能性)
- 虫の種類が特定できない
業者に相談する際は、「いつ頃リフォームしたか」「どんな工事を行ったか」「いつ頃から虫が出始めたか」「どのあたりで見かけるか」を伝えると、原因の特定がスムーズになります。害虫駆除業者の選び方についてはこちらの記事を参考にしてください。
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害虫駆除110番の公式サイトはこちらリフォーム後に出やすい虫の時期と傾向
リフォーム後に出る虫には、時期による傾向があります。以下を参考に、焦らず対処しましょう。
| リフォーム後の経過期間 | 出やすい虫 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 直後〜1ヶ月 | トビムシ・チャタテムシ | 建材の高水分 | 除湿・換気の徹底 |
| 1〜3ヶ月 | チャタテムシ・ダニ | カビの発生 | 防カビ処理・清掃 |
| 3〜6ヶ月 | ヒラタキクイムシ | 木材内の幼虫が成虫化 | 殺虫剤注入・業者相談 |
| 6ヶ月〜1年 | ゴキブリ | 隙間からの侵入定着 | ベイト剤・隙間補修 |
多くの場合、リフォーム後1年を過ぎると建材の水分が安定し、湿気由来の虫はほとんど出なくなります。焦って殺虫剤を大量に使うよりも、除湿と換気を地道に続けるほうが根本的な解決につながります。
💡 湿気が原因で発生しやすいコバエにお困りの場合は、トラップ型や吊り下げ型など、用途別のコバエ対策グッズをまとめた記事がございます。キッチンや浴室の対策にお役立てください。

リフォーム前にできる予防策
これからリフォームを予定している方は、工事前に以下の点を業者に依頼・確認しておくと、虫の発生を軽減できます。
- 使用する木材に防虫処理がされているか確認する
- 床下の防湿対策を工事に含めてもらう
- 配管周りの隙間処理を丁寧に行ってもらう
- 既存の害虫(シロアリなど)の有無を事前に調査する
- 資材搬入時にダンボールを室内に放置しないよう依頼する
害虫が出にくい家にする方法についてはゴキブリが出ない家の環境づくりの記事も参考になります。

よくある質問(Q&A)
Q. リフォーム後の虫はいつまで出ますか?
多くの場合、建材の水分が安定する6ヶ月〜1年で自然に減少します。ただし、湿度管理を怠ると長期化する可能性があるため、除湿と換気を継続することが大切です。
Q. リフォーム後に出る虫は人に害がありますか?
チャタテムシやトビムシは人を刺したり咬んだりすることはなく、直接的な健康被害はありません。ただし、大量発生するとアレルギーの原因になることがあるため、放置せず対策することをおすすめします。
Q. 殺虫剤を使えば解決しますか?
殺虫剤は一時的な効果はありますが、根本原因(湿気)を解決しない限り再発します。湿度管理と併用するのが効果的です。
Q. 新築でも同じ問題が起きますか?
はい、新築住宅でも同様の理由で虫が発生することがあります。建材に含まれる水分が原因という点は同じであり、対策方法も基本的に同じです。
Q. リフォーム後の虫でリフォーム業者に対応を求めることはできますか?
リフォーム後に出る湿気由来の虫(チャタテムシやトビムシ)は建材の特性上やむを得ない面があり、施工不良とは限りません。ただし、配管周りの隙間処理が不十分でゴキブリが侵入している場合や、キクイムシが発生して木材に防虫処理がされていなかった場合は、保証の範囲内で対応を求められるケースもあります。契約書や保証内容を確認のうえ相談してみてください。
まとめ
リフォーム後に虫が発生する主な原因は、新しい建材に含まれる水分による室内湿度の上昇です。チャタテムシやトビムシといった湿気を好む虫が一時的に発生しますが、建材が乾燥すれば自然に収まるケースがほとんどです。
対策としてもっとも重要なのは除湿と換気の徹底です。6ヶ月〜1年程度で状況は改善しますが、それでも虫が減らない場合やキクイムシのように建材を食害する虫が出た場合は、専門業者への相談を検討してください。

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