「窓を開けたいけど虫が入ってくるのが嫌」「玄関から蚊やコバエが侵入してくる」そんなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
防虫ネットや虫よけグッズを適切に活用すれば、殺虫剤を使わなくても虫の侵入を大幅に防ぐことができます。しかし、製品の種類が豊富なため、どれを選べばよいか迷ってしまう方も少なくありません。
この記事では、窓・玄関・ベランダなど場所ごとの防虫ネットの選び方と、おすすめの虫よけ対策を詳しく解説します。

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防虫ネットの仕組み
防虫ネットは、細かいメッシュ(網目)で虫の物理的な侵入を防ぐ製品です。網目の細かさ(メッシュ数)によって防げる虫のサイズが変わります。メッシュ数が大きいほど網目が細かく、より小さな虫を防ぐことができます。
メッシュ数と防げる虫の関係
| メッシュ数 | 網目の大きさ(目安) | 防げる虫 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 18メッシュ | 約1.15mm | ハエ・蚊・蛾 | 標準的な網戸 |
| 20メッシュ | 約1.03mm | 上記+小型の虫 | 一般家庭向け |
| 24メッシュ | 約0.84mm | 上記+コバエ | 虫が多い地域向け |
| 30メッシュ | 約0.67mm | 上記+極小の虫 | 高機能タイプ |
| 40メッシュ | 約0.50mm | ほぼすべての虫 | 農業用・特殊用途 |
一般家庭では20〜24メッシュがバランスのよい選択です。メッシュ数が高すぎると通気性が悪くなるため、使用場所と目的に応じて選ぶことが大切です。
素材の種類
防虫ネットの素材は主にポリプロピレン、ポリエステル、ステンレスの3種類があります。ポリプロピレンはコストパフォーマンスに優れた標準素材、ポリエステルは耐久性が高く紫外線に強い素材、ステンレスは最も丈夫で長寿命ですが価格も高めです。
場所別の防虫ネットの選び方
窓の防虫対策
窓からの虫の侵入を防ぐには、まず既存の網戸の状態を確認することが基本です。網戸に破れや歪みがある場合は、そこから虫が侵入します。
窓の虫対策で見落としがちなのが「網戸と窓枠の隙間」です。網戸のモヘア(毛のようなパーツ)が劣化して隙間ができていることが多いため、定期的に確認して交換しましょう。また、窓を開ける際は「室内側の窓を開けて、外側の窓は閉めた状態」にすると網戸が密着して隙間ができにくくなります。
網戸の張替え
既存の網戸のメッシュが粗い場合は、24メッシュ以上の細かいメッシュに張替えることで防虫効果が向上します。張替え作業はDIYでも可能ですが、サッシの形状によっては専門業者への依頼が確実です。
網戸用虫よけフィルター
既存の網戸に貼り付けるだけで虫よけ効果を発揮するフィルターも人気です。薬剤が含浸されたネット状のフィルターで、約160〜300日間効果が持続する製品が多く販売されています。
玄関の防虫対策
玄関は人の出入りが頻繁なため、虫の侵入経路になりやすい場所です。特に夕方〜夜間は室内の光に引き寄せられた虫が侵入しやすくなります。
マグネット式カーテン
玄関ドアの枠に面ファスナーで取り付けるマグネット式のカーテンは、人が通ると左右に開き、通過後にマグネットで自動的に閉じる仕組みです。換気をしながら虫の侵入を防げるため、夏場に玄関を開け放したい場合に便利です。
吊り下げ式虫よけ
玄関先に吊り下げるタイプの虫よけは、設置が簡単で広範囲に効果を発揮します。薬剤成分で虫を寄せつけないタイプが主流で、効果持続期間は製品によって150〜365日程度です。
置き型虫よけ
玄関の靴箱の上などに置くだけの虫よけ製品もあります。吊り下げスペースがない場合や、見た目を気にする場合に適しています。

ベランダ・バルコニーの防虫対策
洗濯物を干すベランダは、衣類に虫が付着するのを防ぐためにも対策が重要です。
ベランダ用防虫ネット
ベランダ全体を覆うように設置する大型の防虫ネットです。手すりや天井部分に取り付けることで、虫の侵入を物理的にブロックします。ただし、マンションの管理規約で外観の変更が制限されている場合は設置できないケースもあるため、事前に確認が必要です。
虫よけネット付き洗濯カバー
洗濯物を個別にカバーする防虫ネットもあります。カメムシやハチが洗濯物に付着するのを防ぎたい場合に有効です。
勝手口・裏口の防虫対策
キッチンの勝手口は、生ごみの臭いに引き寄せられた虫が侵入しやすいポイントです。網戸の設置に加えて、勝手口周辺の清掃とゴミ管理を徹底することが最も効果的な対策です。
虫よけグッズの種類と選び方
タイプ別の比較
| タイプ | 設置場所 | 効果範囲 | 持続期間 | メリット |
|---|---|---|---|---|
| 吊り下げ式 | 玄関・窓辺 | 半径約1m | 150〜365日 | 設置が簡単 |
| 貼り付け式 | 網戸・窓ガラス | 網戸全面 | 160〜300日 | 網戸に直接効果 |
| 置き型 | 玄関・ベランダ | 半径約1m | 100〜250日 | 場所を選ばない |
| スプレー式 | 網戸・窓枠 | 噴霧した範囲 | 約1か月 | 即効性がある |
| 蚊取り線香 | 屋外・屋内 | 半径約2m | 使用時のみ | コストが低い |
有効成分の違い
虫よけ製品に使われる主な有効成分には以下のものがあります。
ピレスロイド系は、虫を寄せつけない忌避効果と殺虫効果の両方を持つ成分で、多くの虫よけ製品に採用されています。人体への安全性が比較的高いとされています。
トランスフルトリンは、常温で揮散する性質を持つピレスロイド系成分で、吊り下げ式や置き型の虫よけによく使われています。電気や火を使わないため、設置場所を選びません。
天然由来成分は、シトロネラやレモングラスなどの精油を使った製品です。化学成分に抵抗がある方に選ばれていますが、効果の持続性はやや劣ります。

💡 防虫ネットで虫の侵入を防ぎつつ、室内に入ってしまったコバエにはトラップ型の対策グッズが効果的です。キッチンや生ゴミ周りで使いやすいアイテムを紹介していますので、ぜひ併用をご検討ください。

防虫ネット・虫よけグッズの効果を最大化するコツ
隙間を徹底的に塞ぐ
防虫ネットや網戸を設置しても、隙間があれば虫は侵入してきます。特に注意すべき隙間は以下の箇所です。
網戸のモヘア(毛状のシール)の劣化部分、エアコンの配管穴の周囲、換気扇の隙間、ドア下の隙間、排水管の周辺です。これらの箇所を隙間テープやパテで塞ぐことで、防虫効果が格段に向上します。
虫を引き寄せない環境をつくる
いくら防虫ネットを設置しても、室内から虫を引き寄せる要因があると完全には防げません。生ごみの早めの処理、水回りの清掃、LED照明への切り替え(虫が集まりにくい)などを合わせて実施しましょう。
季節に合わせた対策を行う
害虫の種類と活動時期に合わせて対策を強化することも重要です。春先は蛾やカメムシ、夏場は蚊やコバエ、秋口はスズメバチなど、時期によって侵入しやすい虫が変わります。
虫よけスプレーを網戸に使用する際は、窓を閉めた状態で屋外側から噴霧してください。室内側から噴霧すると薬剤成分を吸い込む恐れがあります。また、水槽やペットがいる部屋では、製品の注意事項を必ず確認してから使用しましょう。
💡 窓の隙間からはムカデやゲジゲジが侵入してくることもあります。防虫ネットと併用できる忌避剤や侵入防止グッズを紹介していますので、多角的な対策にお役立てください。

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害虫駆除110番の公式サイトはこちらDIYでできる網戸の張替え手順
必要な道具と材料
網戸の張替えをDIYで行う場合、以下の道具と材料が必要です。
| 道具・材料 | 用途 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 防虫ネット(張替え用) | 網戸本体の張替え | 500〜2,000円 |
| 網戸押さえゴム | ネットを枠に固定 | 200〜500円 |
| ローラー | ゴムを溝に押し込む | 300〜600円 |
| カッター | 余分なネットをカット | 100〜300円 |
| クリップ | 作業中にネットを仮固定 | 100円程度 |
張替えの手順
古い網戸のゴムを引き出してネットを外し、枠を清掃します。新しいネットを枠より一回り大きくカットし、クリップで仮固定してからローラーで押さえゴムを溝に押し込んでいきます。最後に余分なネットをカッターで切り取れば完成です。
作業時間は1枚あたり20〜30分程度が目安です。コツは、ネットにたるみが出ないようにテンションをかけながらゴムを押し込むことです。

よくある質問(Q&A)
Q. 防虫ネットのメッシュ数は細かいほどよいですか?
A. 細かいほど小さな虫を防げますが、通気性が悪くなるというデメリットがあります。一般家庭では20〜24メッシュがバランスのよい選択です。農業用途やコバエが特に気になる場合は30メッシュ以上を検討しましょう。
Q. 網戸があるのに虫が入ってくるのはなぜですか?
A. 主な原因は、網戸の破損・歪み、モヘアの劣化による隙間、窓と網戸の位置関係の誤りです。引き違い窓の場合、室内側の窓を全開にして外側の窓を閉め、網戸を右側に配置すると隙間ができにくくなります。
Q. 虫よけグッズは蚊以外にも効果がありますか?
A. 製品によって対象害虫が異なります。多くの吊り下げ型虫よけはユスリカやチョウバエを対象としており、蚊には効果が限定的な場合があります。パッケージの適用害虫を確認してから購入しましょう。
Q. マンションの高層階でも虫は入ってきますか?
A. 高層階ほど虫の侵入は減りますが、ゼロにはなりません。エレベーターや共用部を通じて虫が上がってくることがあります。また、コバエなど小さな虫は風に乗って高い階まで到達することもあるため、防虫対策は高層階でも有効です。
Q. 防虫ネットの交換時期の目安はいつですか?
A. 一般的なポリプロピレン製の網戸ネットは5〜10年が交換の目安です。ただし、紫外線による劣化で破れやすくなっている場合や、メッシュが広がって隙間ができている場合は、年数に関わらず交換をおすすめします。
💡 防虫ネットだけでは対策しきれないゴキブリには、設置型のベイト剤やスプレーが有効です。実績豊富な駆除グッズをまとめていますので、ネットとの組み合わせで万全の体制を整えましょう。

💡 場所や害虫の種類に合わせてグッズを選ぶと、防虫効果がさらに高まります。害虫別のおすすめ駆除アイテムを一覧でまとめていますので、総合的な対策の参考にしてください。

まとめ:物理的な防虫対策が最も確実
害虫の侵入を防ぐには、殺虫剤に頼るよりも防虫ネットや虫よけグッズによる物理的・予防的な対策が最も確実で環境にも優しい方法です。
まずは自宅の網戸の状態を点検し、隙間がないかチェックすることから始めましょう。その上で、場所や目的に合った虫よけグッズを組み合わせることで、快適な住環境を守ることができます。
防虫対策は「隙間を塞ぐ」「虫を寄せつけない」「侵入をブロックする」の3ステップで考えましょう。この3つを組み合わせることで、薬剤に頼りすぎない快適な虫よけ環境を実現できます。
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